税金を減らすなら子供に贈与する

　相続税を減らす王道は、財産を生きているうちにあげることです。遺産として家族に財産を残すと相続税がかかりますが、生きている間に子どもにあげれば相続税はかかりません。

しかし、その代わり、相続税逃れができないように、生きている間に財産をあげると、もらった人が贈与税を支払わなければならない仕組みになっています。しかも、贈与税の税率は相続税よりも税金の額が多くなるよう設定されています。

　そこで、生活費の補助として月々子どもや孫にあげることをおすすめします。教育費や生活費は社会通念上適切な範囲内では税金の対象にはなりません。月々１００万円以上の大金など常識的にかけ離れた額だと適正な範囲とは言えませんが、あくまで生活の援助としての額をあげるということでされてみるのもいいでしょう。