実際にあったケース⑧~親と問う居して介護に努めてきた。遺産は多くもらえる?~
2026/10/16
黒沢さん(仮名55歳)は、3人兄弟の次男です。数年前に父親が高いし、一人暮らしの母に認知症の症状があらわれてきたため、母と同居して介護に努めてきました。その母も今年亡くなり、兄弟も遺産の分け方について話し合っているところです。遺産は総額で1000万円。法律に従って等分すれば、黒沢さんの分は330万円程度の計算です。しかし、他の兄弟よりも頑張って介護してきた分、遺産をもっと多くもらっても当然と思っています。
ところが、他の兄弟も「県外からちょくちょく家族を連れて里帰りもしたし、十分親孝行している」と、黒沢さんの主張を認めません。黒沢さんは、他の相続人より多く相続することはできないのでしょうか。
親の介護や看護をしただけでは、貢献した分、多く相続できる寄与分が認められることは難しいです。また、裁判で寄与分が認められることもありますが、介護の寄与分は金額が少額になることが多いようです。もし介護や同居に際して、支出したお金があれば、その金額を根拠にして、まずは他の相続人と話し合うことになります。
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