相続させたくない子どもがいたら

今回は相続させたくない子どもがいた場合についてお伝えします。

このような場合は、一定の手続きを踏むことで、その子どもがもっている相続を失わせることができます。

これを法律では「相続廃除」といいます。

ただし、あなたの気持ちだけで無条件に相続廃除をすることはできません。ですが、以下の条件を満たせば認められます。

・あなたにに対する虐待があった場合

・あなたに重大な侮辱を与えた場合

・あなたの財産を不当に処分したり、賭博などで作った多額の借金をあなたに支払わせたりしたなど、著しい非行があった場合

このような場合は、家庭裁判所に請求するか遺言書に意思表示をすることで、相続廃除を申し立てることができ、裁判所が認めたときに、その子どもは財産を相続できなくなります。

相続廃除できる対象は遺留分をもっている相続人だけになります。

遺留分についてはまた次回お伝えしようと思います。